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商店街活性化・人材育成支援事業 成果発表会 開催!「成果が出ないわけはない!!」2019/2/19
- 2019/2/20
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2019/2/19日 鹿児島県民交流センターにて
商店街活性化・人材育成支援事業
(PDCAサイクルを活用した商店街活動)
成果発表会が開催された。
県内各地から70名を超える参加者となった。
「PDCAサイクルを活用した商店街活動」には今年度2つの商店街が参加した。
まちゼミでもお世話になっている、いちき串木野の「旭日まち中央通り会」さんと
姶良市加治木の「かもだ通り商店街協同組合」さんだ。
この事業は、基本的には「商店街の将来像を考えよう」をテーマに
PDCAサイクルを使った活性化手法だ。
発表会と言うとその時だけと思いがちだが、発表会に至るには、2つの地域でそれそれの
通り会員、住民、団体、学生、行政の方などなどひざ詰めの話し合いが行われた。
小生も参加させて頂いたが、一番最初とこの発表会とでは各段の進化があった。
最初は正直、うまくいくのだろか?と思った。
「現状の把握」(将来を見据える)→「計画を立てる」→
「実行する」→「評価・改善」
を繰り返すという、一連の流れをしっかりやっていないのが通りの実情ではないか。
鹿児島天文館いづろ商店街でも5ヵ年計画などはあるが、PDCAサイクルを回しながら
体系立てることはない。
唯一「まちゼミ」だけはPDCAサイクルを回すが基本になっている。
忙しく、働くメンバーを集めて、「話し合い」の「場」をつくることも重要だ。
コミュニケーションからしか、成果は生まれない。
また商店街では、概ね、「前回やっているから」とか「伝統的なお祭りだから」とか
「補助金が付くから」とか言った考えで実行していることが多すぎないか?
人口減少の時代にも関わらず、画一的でいい訳がない。
それそれの地域で、地域住民がどうかの視点が重要なのだろう。
商店街の持つ「多面的な価値や機能」を商店街(商店主)がだけが担う時代ではない。
商店街が中心となり、地域住民と一緒に将来像を考え、実行する時代だ。
商店街にないタレントは商店街以外から入れる。
将来を一緒に考え、一緒に行動、実践するのは「まち商人」だけではないはずだ。
そして、何をやり、何をやらないかの「棚卸」も重要だ。
それを数時で表して、検証することも商店街が不得意なことだ。
場当たり的な実施をやめて、戦略的に体系的に実施する。
そのことが、やっていることの「見える化」につながり、コミュニケーションがよくなる。
PDCAサイクルのいいところだ。
姶良市加治木の「かもだ通り」ではこの事業をきっかけに
「かもだ会議」(若者が中心)
が開かれて議論が進んでいる。
とてもいい成果だ。
いちき串木野の「旭日まち中央通り」では、駐車場が足りないとの意見が多く
では、一体何台の駐車場がるか?調べた。
実際調べたのは初めてだ。
そういえば、鹿児島天文館でも駐車場が何台あるかは、だれもわからないのではないか?
「旭日まち中央通り」では、通りを超えて約250台の駐車場(有料・無料合わせて)が
あることがわかりパンフレットをつくり接客時に利用している。
小さな「一歩」ではあるが、実は「大きな一歩」ではないか?
この事業をやったことで、終わりではなくここからスタートする「まち商人」の力を信じている。
実践することの重要性がこの事業でも確認された。
このことが県内の各地域やエリアコニュニティーに広がることを願っている。
地味で地道なことを、名もなき市井の皆様と一緒に「実践」する時ではないでしょうか。
私が実践すべきことを実践する。
他の人ではない、私が何を実践するのかだ。