平成30年度「商店街人材育成研修会」県振連主催 開催さる!「商店街はなぜ滅びるのか」の作者「新雅史」氏

平成30年度の「鹿児島県商店街振興組合連合会」主催の

「人材育成研修会」が平成30年7月27日(金)午後6時から

サンプラザ天文館で開催されました。

「商店街はなぜ滅びるのか」の作者で新進気鋭の社会学者の

「新雅史(あらた まさふみ)」氏の講演会でした。

 1973年
 福岡北九州生まれ!
  新雅史氏

北九州の酒屋の息子として生まれた新氏は、社会学というアプローチで

「商店街」の歴史的な背景を基に分析して、新たな商店街(地域エリアコニュニティー)

再生を説いています。

ちなみに「商店街はなぜ滅びるのか」という、本のタイトルは、編集者が考えたとのこと。

逆説的なマーケティングで面白い!!・・これはよく使われる手法です。

がしかしこの本は実に面白い!!是非、鹿児島いづろ商店街のマルヤガーデンズさん

5階・6階の「ジュンク堂」さんでお買いください。

まずは、県振連理事長の河井理事長の挨拶。

その後、ラフな恰好の新氏に講演が始まりました。

商店街はなぜ滅びるのか 「新雅史」氏

パワポの資料はA4で33ページにおよびました。

「自営業の世界を理解する(人)が少なくなる」

「地域の中で開いている商店街は人間同士のコミュニケーションでなり立っている」

「専門性で商店としてのプライドをとり戻す」

「商店街に住む人がいなくなる」

「1990年代に郊外型の大型施設が増える」

「その中で生鮮3品(魚・肉・野菜)の店舗が生鮮カテゴリーキラーに侵食」

「売り上げは減るのに、売場面積は増え、結果坪の利益が減り、

結果最大の固定費である人件費が減る」

 鹿児島市の商店数の推移
 2店廃業1店創業

しかしこれだけSNS系ツール

(スマフォが何でも教えてくれると勘違いしているバカが多いと思うだが)

が発達してEコマースが実店舗を脅かすと考えられているし、また現実のものとなっている。

しかし、違う潮流があるのでは?

実は「実感」を大切にする若者や世帯形態の変化が

「新しい(生活協同)」への変化を生みつつある。

「商業機能」や「住宅機能」や「福祉機能」「教育機能」「コミュニティー機能」を

わけて考えると、住宅地だ、商業地だといいたがるが「新潮流」は多機能空間を欲している。

多種多様な機能が複雑に重なりあう、雑多なコミュニティー(少し猥雑な)を求めている。

そこには、開かれた商店街であり、専門性を持ち、自分だけが生き残ればいいといった

アメリカ型の市場主義(経済至上主義)に毒されていない、

商店街(地域エリアコニュニティー)が果たす役割がある。

「通り」と「お店」と「生活者」の「接点」をコミュニケーションで結ぶことが重要ではないか。

そのようなことは、

「開かれた商店街が本来持っており、また物の販売だけではない多種な機能をもつことが

エリアの生活価値をあげ、そのことが市民(生活者)生活をより豊かにする」

商店街や地域コミュニティーには売るほどある課題がある。

「その課題に悲観することも出来るが・・・しかし悲観を希望にかえることも出来る」

商店街や地域コミュニティーに突きつけられた課題であり、実は貴方が当事者であり

私が当事者だ。

私が何を実践するかが問われている。

新聞社の取材を受ける
 「新雅史」氏

 

☆ここからは思うこと・・・私は守るべき「地位」もなければ、「資産」もない為

「言いたいことが言える」

いづろ商店街振興組合は、鹿児島県商店街振興組合連合会(今回の講演会主催)に

出資金10万円を出資して、鹿児島県商店街振興組合連合の組合員となっている。

また毎年55,000円を組合費を納めている。(各通り同じではないか?見える化)

出資金も組合費も全て、いづろ商店街で毎日懸命に働く組合員様から頂いた「お金」だ。

そのお金を生むのは、いづろ商店街に来街頂き、お買物をして頂けるお客様だ。

その大切なお金で、今回の講演会も実施されている。

(県の補助金もあると思うがこの補助金も血税だ)

この講演会は1か月以上前から、お知らせがあった。

仕事の都合やどうしても日時が合わない方もおられるのは理解できる。

しかしこの講演会開催を広報することをしっかりやっただろうか?

当然、各通りの事務局にお知らせが来て、理事長、理事や各通りの組合員に

しっかりお知らせをしているのだろうか?

各事務局は「なぜ出席しないのか(金生,宮城さん出席)?」

理事長が忙しければ、「事務局に対して、講演会へ行けと業務命令をするだけでいいはずだ」

つまらない「働き方改革」など、何か勘違いしてはいないか?

中小零細企業の集まる「商店街」で今回政府の言う「働き方改革」を本当に実現出来ると思っているのか?

言いたいのは、せっかく無料で聞ける講演会に出席する「人」が少なすぎないかだ。

(まちゼミ結果検証会には55名の市井の「人」の参加があり、熱心な議論がある)

開始時間の問題も再考の余地がある。

今後はまた貴重な「講演会」などがあるはずだ。

集客&収客(まちゼミに参加している人は皆知っている)

事務局は必ず「出席」をする、にしたらいいと考えるのは

地方都市の小さな商店街の事務局員のたわごとだろうか。

 

 

 

 

 

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